テレワークは、自宅で仕事をする在宅勤務以外に様々な働き方があり、その1つがサテライトオフィス勤務です。
サテライトという言葉には、人工衛星や空港の主要ターミナルから通路を伸ばした、補助ターミナルの意味があります。
それを踏まえて、サテライトオフィスは本社や支社と異なる場所に設置されたオフィスのことを指します。
サテライトオフィスは主に3つのタイプが存在し、営業拠点や事業の拠点の役割を持つ都市型、ベッドタウンに設けられた郊外型、人口の少ない地方や自治体が設ける地方型です。

サテライトオフィスのよさの1つは、時間を効率よく使える点にあります。
社員が営業拠点や自宅近くなどで仕事できるため、通勤時間や移動時間を削減することが可能で、生産性の向上につながるのです。
また、災害などで本社機能が停止した場合に事業を継続できるメリットも生まれます。
さらに、自宅でのテレワークでは環境整備など個人負担が出る場合がありますが、サテライトオフィスならその心配はありません。

サテライトオフィスで課題となるのは、コミュニケーション不足です。
対面で仕事をする機会が減るため、自宅でのテレワークと同様、意識的にコミュニケーションを図ることが大切になります。
サテライトオフィスは複数の企業や個人でシェアすることも多く、セキュリティ面の対策も必要です。
加えて、オフィスで働く場合と同様の業務スピードを保てるワークフローの構築も欠かせません。